長期治療の業務のマンネリ化を打破するアプローチ

慢性疾患に関する診療科に長く勤務し、長期療養中の患者さんとも顔なじみになってくると、どうしても業務に慣れが生じてくるもの。慣れは業務効率が上がる良い変化ではありますが、一方で同じ業務のループに飽きてしまい、モチベーション低下を招く原因になります。ルーチンワークの中に埋もれてしまいそうなときこそ、プロの感性を研ぎ澄ます意識が大切になってきます。

すぐにでもマンネリを打破したいのなら、まずは毎日のケアの中に小さな変化を見つけてみましょう。昨日より顔色が良くなった、いつもより少し長く歩けたといった患者さんの小さな成果を見逃さず、それを言葉にして伝えるのです。その声掛けで患者さんの喜ぶ顔が見られれば、看護師自身のやる気にもつながります。このように、日々の関わりを作業ではなく、新しい発見の場に変えることが、やりがいを再燃させるカギとなるのです。

また、スキルアップを図る取り組みも、モチベーションの維持に最適です。たとえば、新しい緩和ケアの手法や、より負担の少ない介助技術を学ぶことで、いつものケアに新しい視点が加わります。学びを実践に移し、患者さんの反応が変わるのを実感できれば、看護の面白さを再認識できるはずです。自身の成長を止めない向上心が、結果としてモチベーション、そして質の高い心のこもったケアにつながっていくのです。当たり前の日常を当たり前で終わらせない探究心を持ち、患者さんと向き合う時間を、自身の輝きに変えていきましょう。